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サステナブルな生活を
楽しみにかえる、
薪のある暮らし

ときに家族や友人と語らい、ときに料理をつくり、ときに本を読む。
ゆらゆらとゆらめく火、ぱちぱちと薪がはぜる音、焚いたときの香り。
そして、身体を優しく包み込んでくれる温かさ。
決して便利ではないけれど、薪のある暮らしの中には
癒やしと楽しみが詰まっている。
あえて暮らしに手間をかける。
スピードと便利さを求めてきた時代だからこそ、
今、こころが落ち着くひとときを持つことが
豊かな暮らしへとつながるのではないでしょうか。

tree

PROCESSPROCESSマテリアルフォレストの
薪ができるまで。
stone

伐採

伐採

Deforestation

Deforestation

01 自然に配慮しながら樹を選び
火のある暮らしに役立てる

樹は、大きくは針葉樹と広葉樹に分かれ、針葉樹は幹がまっすく伸びているのに対し、広葉樹は太く曲がっていることが多く、さらに枝別れしています。マツ、スギ、ヒノキなどの針葉樹は繊維があまり詰まっていないため軽くて薪にすると燃えやすく燃え尽きやすく、油が多くて煤が出やすいのが特徴です。広葉樹はクヌギ、モミジ · サクラ · ケヤキ · クリなど。燃え尽きにくいため、火をゆっくり見たいときに適しています。我々は伐採した住宅など一般の生活に関わる木材や、公共事業から排出される木材がどのような材に向いているのかを見極め、そこから薪やチップに加工して自然の恵みを無駄なく活かしています。

加工

加工

Processing

Processing

02 作業を楽しみながら
力ではなく想いを込めて

伐採した材木は、加工場へ送られた後、樹種ごとに選別されます。大きさや傷が少なく曲がりがあるもの、その程度によってさらに分類し枝はチップに。使われないものは薪に加工していきます。その昔には薪割りは手作業で行われ、樹液やヤニの素晴らしい芳香を嗅ぎながら斧を振り下ろしていきました。多少の失敗や不細工な仕上がりでも許されたし、自分のペースでじっくり樹と向き合うことができたのです。現在は、機械で効率よく規格に合わせて丸太状に切っていき、そこからさらに一定のサイズへ。薪は火に入れると、樹種によって煙の立ち方やはぜる音も変わります。暮らしながら楽しみながら薪と触れ合うことは、サステナブルな社会へつながっています。

アク抜き

アク抜き

Exposed to the rain

Exposed to the rain

03 薪の価値を高めるために
時間をかけて寝かせる時間

林業の伐採は秋と冬が主なシーズンで、春先に市場やリサイクル場に玉切り(丸太状のもの)に加工されたものが登場します。しかし、このまま火にくべることはできません。樹は乾燥する前に「アク抜き」という作業が必要なのです。樹液がゆっくりと放出される時間。この作業を省いて薪に油分が残ると、火をつけて熱したときに煤が出やすくストーブの煙突が汚れる原因にもなりかねません。ちょうど梅雨の時期、薪を雨に打たせながらほぼ一ヶ月半ほど、降り注ぐ雨が次の段階へ向けて薪の価値を高めていくのです。その後、薪は用途に合わせ手のひらサイズに割られます。

乾燥

乾燥

Drying

Drying

04 日当りが良く風が吹き抜ける三原の地で
最後の乾燥作業に全力を尽くす

アク抜きが終わると、いよいよ本格的な乾燥の段階に入ります。薪の乾燥中は、薪の水分が外へ出て蒸発していく時間です。通気性が良ければ薪の乾燥が早いと言われ、陽の当たり具合や風が通り抜ける条件など、乾燥する場所にふさわしい寝床(環境)を整えることに気を使います。薪は乾くと高い音に変わっていき、断面には泡が出る場合があります。当社では人工乾燥ではなく、円柱状に木を囲っていくホルツハイゼン積みと呼ばれる北欧では一般的な方法と薪棚で、自然乾燥していきます。日当たり良く風が吹き抜ける三原市の山の中で、1年から2年の歳月をかけて15%以下の水分になるまで乾燥を行います。

出荷

出荷

Shipping

Shipping

05 その先の楽しみとともに
必要とされるところへお届けします

電気に頼るのではなく、不便さの楽しみを教えてくれる薪のある暮らし。自然乾燥にこだわって作った薪は、いよいよ出荷の時を迎えます。時間や音や空間の暖かさ、すべてを愛おしむ薪ストーブを楽しむ人々。また、キャンプ場の需要も増えています。仲間や家族、また一人キャンプの楽しみも広がっています。樹種は選べるので、好みの香りや堅さをご相談ください。また薪ストーブ用は、納品後に木のサイズ調整をすることもあるし、薪の扱い方について詳細もアドバイスします。火とじっくりつきあう、木がはぜる音を聴く。そんな癒やしの時間を急がずゆっくり味わってください。

Sales list

■雑木ミックス
(カシ、アベマキ、ナラ、サクラなど)
■針葉樹ミックス
(ヒノキ、スギ、マツなど)
■樹種指定
(広葉樹・針葉樹)

サイズ:20~40㎝

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株式会社マテリアルフォレスト 代表取締役 土居 勝成 Masaru Doi 株式会社マテリアルフォレスト 代表取締役 土居 勝成 Masaru Doi
株式会社マテリアルフォレスト 代表取締役 土居 勝成 Masaru Doi

自然を活かし、自然と生きる。
薪が森と家をつなぐ日常へ

私たちは自然資材を次世代に引き継ぐため、森林開発事業などを展開しています。その中で用材に向いていない樹をこれまでは発電用チップ、製紙用チップに加工してきましたが、もっと人々の暮らしの楽しみにつながるものをつくりたいと考え、薪事業に取り組みはじめました。使う用途や目的に合わせて選べるよう、広葉樹や針葉樹など10種類以上の樹種を取り扱っています。薪の世界は知るほど使うほどに奥深く、燃える速度やはぜる音、香りなどで選ばれるのも楽しみの一つです。
古来より、人は火で暖をとり、調理をし、暗闇を照らしてきました。暮らしの側にはいつも火があったのです。便利な時代だからこそ、あえて不便な時間を持つことはそこでしか得られない楽しみや癒やしにつながると考えます。
私たちは循環型社会への貢献を目指しながら、薪のある豊かな暮らしにつなげられるよう努めてまいります。

自然を活かし、自然と生きる。薪が森と家をつなぐ日常へ

TEL082-236-8366